2013/02/12

TSR Pets CC Bug Fixer

何を今さら、というカンジですが、
まだやってなかった、Pet対応1.26パッチの修正ツール
『TSR Pets CC Bug Fixer』の解説などを(^^;


1.26パッチ以前に作成・配布されたCCを使用するときには、
私は、Sims3Packのときも、Packageファイルに変換してから、
Custom Content Fix for PETSで、Rig修正するようにしています。
(詳細は上記リンク記事に)

ですが、このたび、Sims3Packのまま、Rig修正する必要に
かられまして。
諸事情は後述しますね。

それで、やむなく、今頃になって、 TSR Pets CC Bug Fixerを
初めて使うことになったのでした。

初めて使うなら、ついでに解説記事も書いておけば、
自分用メモにもなっていいんじゃない?ということで。

まさに一石二鳥w


そんなわけで、今更感ありありですが、Sims3初心者向けに、
『TSR Pets CC Bug Fixer』の使い方について説明してみますね。


まず、このツールについてですが、私が愛用してきた
Package形式専用の『Custom Content Fix for PETS』と違って、
『TSR Pets CC Bug Fixer』は、Sims3Pack形式のみならず、
Package形式のファイルも修正できて
DCCacheフォルダ内や、DCBackupフォルダ内のファイルも
一括修正できてしまいます。

まさにオールラウンド!

じゃあ、いっそのこと、『TSR Pets CC Bug Fixer』だけを
使えばいいような気もしますが…

ただ、個人的には、元ファイルが上書きされてしまう
当該ツールよりも、 元ファイルを自動的に別名に変えて保存してくれる、
Package形式専用の『Custom Content Fix for PETS』のほうが
何となく安心して使えるので、愛用してきた次第です。


では、まずは、『TSR Pets CC Bug Fixer』のインストールから
始めてみましょう。

※これは、1.26以降のバージョンを使用している場合にのみ、
適応される修正ツールですので、ご注意ください。



【使い方】

(画像はすべて、クリックで大きくなります)


 <準備>ツールのインストール

1) まずは、TSRのこのページをブラウザで開いてください。
TSR Pets CC Bug Fixerの使用方法解説とDLのページです。

上記ページに記載されたStepと並行して、こちらで解説していきますので、
別画面で開けたままにしておいてくださいね。

1ページ目には、このツールの配布経緯が書かれています。
(私のように、2011年11月以降にSims3を始めて、
1.26パッチ問題の詳細をご存知ない方は、こちらの記事で簡単に
説明してありますので、ご一読ください)

ツールのDLは次のページからなので、
「Step 1; Preparations(準備)」に記載のリンクをクリック。



2)Sims3のバージョンをご確認ください。
すでに1.26以降になっていることが前提です。
(Step1.2 -Install Pets or patch the game)



3)次に、大事なポイントですが、このツールを使用するには、
granny2.dll」というファイルが必要になります。

が、ちょっと法的に問題があって、TSRからは直接配布できないのよ、
ということらしいので、自分で探してこなくてはいけません。

でも、すでに、Package形式ファイルのRig修正だけができる
Custom Content Fix for PETS』をお持ちの場合は、
そのフォルダに入っていますので、それをコピーして使えばいいです。
(私もそうでした)

もし、まだお持ちでないなら、ついでにDLしておいて、
そこから、コピーしてくるのがお手軽かと思います。

・Custom Content Fix for PETSのDL先;Sims3 Stuff n Things/Grant



(画像はクリックで大きくなります)

Custom Content Fix for PETSを展開して出来た、
「RIgFix」フォルダの内容は、上図のとおりです。
この一番上のファイルが、あとで必要になってきますので。

(もし、この granny2.dllが無い状態でツールを起動させると、
Step1.3の図のようなエラーメッセージが出る仕様にはなっています。
Step1.3 -Download the granny2.dll
まあ、つまり、RigFixするツールには、granny2.dllが必要なんですね)



4)では、いよいよ『TSR Pets CC Bug Fixer』ツールをDLしましょう。
TSRの Step1.4に書かれたリンク先から、インストーラーをDLしてきて、
Step1.5の手順でPCにインストールしてください。



5)PC内にTSR Pets CC Bug Fixerをインストールできたら、
ここで、3)で用意しておいたgranny2.dllの出番となります。

TSR Pets CC Bug Fixerのフォルダ内に、
granny2.dllファイルをコピーして、貼り付けましょう。


(このツールも、RigFixという名前で、ややこしいので、わたしは
TSR Pets CC Bug Fixerというフォルダ名に変更してます)

このフォルダ内には、最初、RigFix以下、3つのファイルしか
ありませんでした。

そこに、 granny2.dllファイルをコピー&ペーストしたのが上図です。


これで、やっと、TSR Pets CC Bug Fixerツールを使うことが
できるようになりました。

必ず、同じフォルダ内に granny2.dllがあるようにしてくださいね。
(Step1.6 - Place the granny2.dll file in the right folder)


これで、ツールの準備段階は終了です。
おつかれさまでした(*´∇`*)



<ツールを使う>
(TSRのページでは、Step 2,Fixing your gameに進みます)

1)RigFixをクリックして、TSR Pets CC Bug Fixerを
起動させると、毎回、こんなメッセージが現れます。



このプログラムを動かすには、granny2.dllが必要だよ、
RIgFixすると、元ファイルが上書きされちゃうので、
バックアップを取っておいてね、という注意書きが表示されます。
(Step2.2 -Notice)

Introduction以下、1~4は、ツールの使い方についてですが、
これを、今から解説していきますね。

元ファイルのバックアップも取れているなら、
OKを押しましょう。


2) TSRのページのこのあとの項目、Step2.2~2.3は、
今回は関係ないので、飛ばしまして…

Step2のページ最下部まで読み飛ばしたら、
リンクからStep3のページに進んでください。
(以下は、Step 3,Fixing your contentの解説となります)


では、CCをRigFixしていきましょう。



さきほどの1)のNoticeメッセージで、OKを押したら、
上図の画面が一番手前に表示されますので
左下の「Choose Folder」を押して、修正したいファイルが入っている
フォルダを選択していきます。




フォルダの参照でフォルダを選択して、OKを押します。

すると、選択したフォルダ内のファイルが、このように表示されます。



テスト用に用意した、このフォルダの場合、ファイルが表示されたときに、
すでに、左端のチェックは、3つとも自動的に入っていました。
(チェックが入る=RigFix必要なファイルということです。
詳細は後述します)


このフォルダには3つのファイルがありますが、
試しに、こんなことをしてみました。
3つのうち、1つだけ、チェックを外してみます。



もし、RigFixしたくないファイルがあるなら、そのチェックを
手動で外せばいいようです。
(まあ、そういうことをする状況も、あまり無いと思いますが(^^;)


では、チェックが入っている2つのファイルをRIgFixしてみましょう。
右下の「Fix」をクリック。



2つのファイルの修正(コンバート)成功!と出ました。
これで、RigFix作業は完了です。
OKを押して終了しましょう。


実際に、ファイルがあるフォルダを見てみても…


もともと、チェックがついていた2つのファイルの更新日時は変わっていて、
一番上の、チェックをわざと外してみたファイルの更新日時は
変わってません。

つまり、チェックがついているファイルのみ、
TSR Pets CC Bug Fixerツールが修正をかけてくれる、ということですね。


このように、1つのフォルダ内に複数のファイルが入っていても、
ツール側で、自動的に、RigFixするファイルを探してくれて、
一括処理してくれる仕組みになっています。


<注意>
これは、Packageファイル形式のみRigFixできる
Custom Content Fix for PETSも同様ですが、
バスタブ、ベッドのCCは、どちらのRigFixツールでも、
修正できないそうです。

なので、私は、バスタブとベッドだけは、2011年10月以降に
作成されたものを使うか、もしくは、作者さま自身が
Pet対応して下さっているものだけを使用するようにしています。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・



さて。

ここで、冒頭の話題に戻りますw

私が、今回、この TSR Pets CC Bug Fixerを初めて使用する
きっかけになったのが、あるCCでした。

いつものように、Package形式に変換して使用しようとすると、
Sims3 Dashboard tool でチェック時に、
同じ作者さまの別CCとコンフリクトしてしまったんです。

同じ作者さまのものなら、コンフリクトと表示されても、
あまり問題はないそうですが、気持ちの良いものではないので
こういう時には、チェック時に毎回、コンフリクトと表示されないよう、
そのCCはSims3Packで入れるようにしているんですが、
今回、そこで、RigFix問題が発生。

Sims3PackのRigFixは今まで、したことなかったわ、となりまして。


それで、上記のように、 TSR Pets CC Bug FixerでRigFixしようと
してみたんですが…

結果、修正できませんでした(^^;
というか、修正の必要がありませんでした。
(このために、わざわざ、このツールを初めて使うことにしたとゆーのに)



ツールでフォルダ指定しても、自動的に入るはずの左端のチェックが
このCCには入ってなかったんですよね。

ここで注目すべきは、「No」と書かれている項目。

このEncrypted RIGという項目は、
Encypt(暗号化)されたRIGの、ファイル内の有無みたいですね。

つまり、修正すべきRigが無ければ、Fixする必要もないわけで。

実は、このCCは窓でした。

たぶん、窓が建築用オブジェクトで、RigFixは必要ないから、
Noになってて、チェックも自動的には入らなかったのかな?と推測。
(推測しただけで、私も、そこまで詳しくないので断言は
できませんが(^^;)


ちなみに、手動でチェックを入れて、Fixしてみても…



やはり、Rig自体が無いからか、Fixする必要もなくて、
何もコンバートしてないよ、と出ました。


ということで。

つまり、RigFixしたいフォルダを選択して、展開した時点で
左端にチェックがついていれば、そのまま、
右下のFixボタンを押せば修正される。


左端にチェックがついていなければ、RigFixの必要はないので、
もう、そこで、作業終了すればいい。

そういうことですね。


【結論】
Pet発売以前(2011年10月以前)に作成・配布された
Sims3Pack形式のCC(バスタブ・ベッド除く) を使いたい場合は、
このTSR Pets CC Bug Fixerを起動させて、チェックの有無を確認して、
チェックが自動的に入っていて、RIgFixが必要ならする、と。
これで大丈夫なようです(*´∇`*)


←ただ今、建築中。