ミッドナイト・ホロウでの滞在もそこそこに、未来にやってきたわけですが、
マーシーはボット製作、リアムはレーザー・ハープと、
各自のスキルを極めるべく、日々、がんばっています。
今日は、秋の最後の1日。
明日からは、寒い冬に突入、という日の朝、
リアムはマーシーに、ある相談ごとを持ちかけました。
「実は、子供を作ろうと思うんだ」
それは、マーシーにも寝耳に水のお話。
「えっ? お前、いつの間に、恋人が出来たんだよ? 誰かとデートしてるようにも
全然見えなかったじゃないか」
「いや、恋人はいない。オレがそういうのに興味ないのを知ってるだろう?」
「まあ、それはなあ・・・」
家族に愛されずに育った環境からか、他人にあまり関心が持てないリアム。
(特質は硬派です)
恋愛感情に無縁なところも、ギークなマーシーと似ていて、
学生時代には、似た者同士ということで、二人でつるんでいたところもあったのです。
「ついては、お前に頼みたいことがある。
子供を作るために、お前の遺伝子をもらいたいんだ」
「・・・は?」
(※このあと、二人の間に恋の花咲く・・・という展開にはなりませんので御安心を(^^;)
「つまり、俺に子供の父親になれってことか? いや、確かに、お前は良いヤツだと
思うけど、あくまで、それは友人として、だな・・・」
リアムからの突然の申し出に、もごもごと口ごもるマーシー。
「それに、第一、男同士なんだから、子供を作るなら、俺の遺伝子じゃなくて、
女性に頼むべきなんじゃないのか?」
「いや、それが、お前にしか頼めないんだよ」
つまりは、こういうことでした。
先日、子孫に会いに行って、自分の遺伝子を明らかに継いでいると分かり、
不思議な感覚にとらわれたリアム。
今まで、恋愛には無縁だったし、これからも、誰かを好きになると思えない自分は
一生、独り身で過ごすつもりだったのに、
アップルビー家の子孫が存在するということは、自分に子供がいた、ということ・・・。
一人息子で、親戚縁者もすでにいないので、
近親から養子を迎えたとも思えない。
となると、このまま子供を作らないでいると、先日会った子孫もいなくなってしまうのでは?
と考えたリアム。
(この辺、タイムパラドックスっぽいですが(^^;)
そんなとき、未来の病院では、配偶者やパートナーがいなくても、
赤ちゃんを作ることができると知ったわけです。
病院のコマンドでは、5000シムオリオンで、「赤ちゃんを作る」となってる!
しかし、その先の選択肢には「カスタマイズ」と「ランダム」があり・・・
どっちを選んでも、マーシーしか候補に挙がってこなかったのですよ(^^;
どうも、病院で赤ちゃんを作るには、他の人の遺伝子が必要、
ということらしく。
自分だけでは作れないのー?と思ったんですが、よくよく考えてみれば、
自分の遺伝子だけで子供を作ると、それはクローン、ってことですもんね?
なので、いくら試験管ベビーといえど、クローンと区別するために、
他の人の遺伝子も加えるってことなのか、と。
提供者が血の繋がった家族でもOKなのかどうかは、
今回のケースでは選びようがないので、分かりませんが。
(以前、互いの親が結婚して、義理の兄妹になった2人が
すでに夫婦なのに、ウフフできなくなり、子供が作れなかった事例を、
ガーフィールド家で経験してるので、EAはその辺の倫理的なことには
かなり制約を設けているように感じたのですが。
でも、試験管ベビーなら、大丈夫なのかなあ)
あと、Woohooerを入れてるので、今回は、
男性同士の遺伝子でも、赤ちゃんを作れるようになってる可能性もあるかも?
なんか、特殊な例すぎて、参考にならずに、すいません(^^;
まあ、未来なら、男女の区別なく、遺伝子抽出で赤ちゃんを作ることぐらい
可能だろうってことで!
要は、中の人が、未来で子供を作ってみたかった、というだけなんですけどねw
そういう経緯のもろもろを話して、別に誰かを好きになったわけじゃないけど、
子供が欲しいんだ、と説明したリアム。
「君の遺伝子なら、きっと賢くて、優しい子供が生まれると思うんだ、マーシー。
オレも、自分の子供なら、愛することができると思う。
親に愛されない子供は、オレだけで十分だしね。
ここは、人助けと思って、協力してもらえないか?」
「まあ・・・友人の君の頼みなら、断れないよな。俺のほかには誰もいない、と
言われれば・・・」
「ありがとう、マーシー! 恩に着るよ」
あくまで、友人としてのハグってことで(^^;
マーシーなら、サンセットバレー在住のときに、
甥っこのレオンを赤ちゃんのときから世話してた「子育て」特質の持ち主なので、
赤ちゃんの面倒も見てくれますもんね( ´艸`)
子育てには、ほんと、良い相棒を選んだよ、リアムw
前置きが長くなりましたが・・・善は急げってことで。
病院へ、各自、スケボーで向かいました。
「よし。じゃあ、子供を我が家に迎えよう」
ということで。
二人とも、病院へ入っていきました。
かなり長い間(シム時間で4、5時間くらい?)、病院にこもってましたが、
(ときどき、赤ちゃんの声らしきものが聞こえてきます)
中で何をしていたかは・・・不明です(^^;
血液からDNAサンプルを抽出して、そこから、赤ちゃんを作ってたのかな?
すっかり、周囲も暗くなり、病院にも照明が灯って、夜になった頃・・・
やっと、二人が病院から出てきました。
リアムの腕の中には、赤ちゃんが!
男の子です。(性別・髪の色・目の色もカスタマイズで選べます)
名前はノエルと名付けました( ´艸`)
普通の出産とは違って、ダンナさんが陣痛にオロオロすることもなく、
病院から一緒に帰ることもなく、マーシーはさっさと一人で、スケボーに乗って
帰宅しちゃいました。
このあたり、単なる遺伝子提供者、ってカンジで、ドライだなあ(^^;
じゃあ、リアムも、病院前でタクシーを拾って帰宅・・・
あら。タクシーは?
ねえ、タクシーで帰るんじゃないの?
病院前の大通りにやってきても、まだ、タクシーには乗らずに、
赤ちゃんを腕に抱いたまま、てくてく、歩いて帰っていくんですけどー(^^;
病院はオアシスランドの北の端、自宅は南の端にあるのに、
本当に歩いて帰るつもりなの?!
オアシスランド中心部をほぼ縦断だよ?
そうだ、こういうときの自家用車・・・
しかし、前日に使ったはずの車がどこにもありません。
自宅ガレージ前にも駐車してないし、マーシーの所持品欄にも無い。
と、ここで気づいたんです。
前日、ボット専門店に車を運転していったのは、売り飛ばしたボットの
「いちごう」 だったことを。(前回の記事参照w)
そして、車を、いちごうの所持品欄から移しておかなかったことを(^^;
道理で、午前3時のオーバーウォッチのチェックで、
復帰したシムとかに、いちごうの名前があったわけで。
たぶん、アップルビー家所有の車をそのまま持ってるから、
日付が変わって展示品が入れ替わったはずが、また復帰することになったのでは
ないかと推測してるんですが・・・。
スケボーもエアバイクもリアムは持ってるけど、それじゃあ、赤ちゃん連れで
乗れないし。
購入画面に切り替えて、車買って、リアムに持たせればいいのかなあ。
でも、赤ちゃんを置いてきぼりにしたりしないかなあ。
どうすればいいの~と、中の人が焦ってる間に、
もうセンター前まで来ちゃいましたよ。
中には、エミットさんの姿が。
エミットさん、リアムに息子が生まれたのよー。じゃなくてw
昼過ぎからずっと病院にいて、もう夜もとっぷり暮れてしまったので、
リアムの体力もかなりヤバくなってきてます。
普通、出産後のお母さんとお父さんは、赤ちゃんと一緒に
タクシーに乗って帰れるはずなのに、試験管ベビーに自力で帰れとは、
あまりにも、ご無体な(^^;
それに、あと数時間で季節は冬になっちゃうよー。
この寒空に、おくるみ一枚で赤ちゃんを連れ歩くことになるなんて。
生まれたての赤ちゃんが風邪引いたら、どうすんのよー。
(一日遅れで、冬になってから病院に行かなくてよかったと思いました(^^;)
リアムの体力が、ますます、限界に近づく中、
ノエルも空腹で泣き出してしまいました。
病院から自宅に帰りつくまでに、赤ちゃんのこのムード見たのは
初めてですよw
やっと、家が見えてきました!
3時間以上、歩いてたよね・・・
帰宅してすぐ、空腹感Maxだったノエルには
玄関先で、哺乳瓶を。
おなか空いたよねー、ごめんねー(^^;
歩いて帰る途中に、あげても良かったけど、その間に、日付が変わって
冬になってしまうと、寒すぎるわ、と思って。
リアムも、眠さが限界になってるけど、もうちょっと頑張ってー。
まだ赤ちゃんだから、よく分からないけど、
どの辺にマーシーの遺伝子が組み込まれてるのかなあ。
今のところ、リアムによく似た、可愛いらしい赤ちゃんだと思うのですがw
もう体力の限界で、ドリームポッドに倒れこむように眠りについたリアムの代わりに
深夜以降は、子育てチップを新たに内臓した、まっちゃが、ノエルのお相手をしますよー。
あとはよろしくね、まっちゃ。
ノエルも、まっちゃになついてる( ´艸`)
ボットにお任せしておけば、不眠に悩まされず、夜も、ぐっすり眠れるので、良いですね!
(子育て中の、お父さん・お母さんの強い味方w)
日付が変わると、子供部屋の窓も白く曇ってきて、一気に気温も下がったようでした。
冬になる前に、家にたどり着けて、ほんと、良かったー。
拍手やメッセージを、いつもありがとうございます~(*´∇`*)
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