Spiced* Latte: 出航と親子関係のいろいろ

ちょっと、空に雲が多いですが、気持ちの良い朝！

今日は土曜日。

学校はお休みなので、家族だんらんとばかりに、朝ご飯はデッキで
バーベキューすることに。

もちろん、バーベキュー担当は、一家の大黒柱・船長さん。
（寝巻きの下着姿で失礼ｗ）

他の二人は、デッキのテーブルで出来上がりを待ちながら
おしゃべりです。

「釣りするのに大事なのは、新鮮な餌なんだよ。
掘ったばっかのミミズとか、魚には、ごちそうだよねー」

覚えたての釣りに夢中な様子の少年です( ´艸｀)　ｲｲﾈｲｲﾈｰ

一方の船長さんは、煙にむせながらのバーベキュー。
家族のために、（煙たい煙にも耐えて）頑張るんだ！

そして、やっと、船長さんお手製のホットドッグが完成しましたよ。

「よし。できたぞー」

料理スキルが高い船長さんのホットドッグ、きっと、美味しいよ( ´艸｀)

しかし･･･

息子の少年は知らんぷりとかｗ

家族のために頑張って、船長さんがホットドッグ作ったんだから、
少しは嬉しそうな顔してあげてー（＾＾；

お腹空かせて朝ご飯待ってたくせに、反抗期な少年は、まだまだ父親に対して
素直になれないようで。

これにショックを受けたのか、アウトドア好きなはずなのに、
何故か、わざわざ、室内に自分のホットドッグのお皿を持って入っていっちゃって、
室内のテーブルで食べることにした船長さん(´･ω･`)

（やっぱり、俺に父親なんて向いてないんだよな･･･）

一人、寂しく、朝ご飯を食べようとしてた、そんな船長さんを見かねてか、
ライアンも、お皿を中に持って入ってきました。

（というより、ライアンには、アウトドア好きをつけ忘れてることに、このとき気づくとか。
アウトドア好きな少年は、そのまま、デッキのテーブルで食べてます。
そういえば、二人とも、ここに入ってきたら、何故だか服装変わってたｗ）

「あのさ･･･ほら、ああいう年頃ってさあ、父親に素直になれなかったりするもんだろ？
俺も覚えがあるけどさぁ。アンタもそうだったろ？」

なかなか、即席の父子関係というのは難しいようで（＾＾；

二人の仲を何とか取り持とうとするライアンも、いろいろ大変です。
（二人ともの気持ちが分かるから余計に･･･）

「く～ッ！　マスタードがめちゃくちゃ効いてんな！」

ライアン、顔がくしゃくしゃｗ

親友のなぐさめもあって、船長さんの傷心も、少しは癒えたかな。
まあ、こういうこともあるだろうと分かっての同居だったからねー。

急に親になるっていうのは、大変だと思うけど、ここが頑張りどころだ(｀・ω・´)

「うまかったよ。ごちそーさん」
「おう」

ところで、中の人は、男の人が何気なく、お皿洗ったりしてるところとか見てると、
きゅん、と来ます～(/ω＼*)

だから、マイシムでは、男性に調理したり家事したりさせるのが好きなのかｗ

まあ、この船では野郎ばっかだから、何でも自分でやらないといけないんですけどね。

船内のモットー「てめぇの始末はてめぇでつけろ」

つまり、食べたお皿は自分で洗え、とｗ
（食洗器なんてオシャレなものは、このジャンク・ハウスボートには無い）

では、朝ご飯も食べて、腹ごしらえも終わったところで、
いよいよ、出航です。

もともとの改装前のハウスボートがあった港から、出発ですよー。

お隣さん、少しの間でしたが、お世話になりました！
（でも、誰が住んでいたのかも知らなかった（＾＾；
一度、引越しのご挨拶に伺っておくべきだったかしらー）

そういや、いつも、港側から船尾ばかり見てたから、気づかなかったけど、
一階の船首が殺風景過ぎましたね（＾＾；

また、浮き輪とかつけとこ。

もちろん、ハウスボートの操船するのは、船長さんです。

自分で一から作ったわけじゃないけど、愛着あるハウスボートが
ぷかぷか航行していく様子は嬉しいものですね( ´艸｀)

そういや、ハウスボートのエンジンもアップグレードできるんですよね？

洗面所とか、生活回りのところばかりを改良していて、
船のことはすっかり、忘れてました（＾＾；

なので、ものすごく、のんびりのんびり進んでいきますｗ

また、ライアンにアップグレードしてもらわなくっちゃ。

到着まで、すんごく時間があるので、その間に、
少年には釣りの本を何冊も読んでもらいました。
（この椅子、引っ越してきた当初には、イマイチだねって顔してたのに、
結構、気に入ってるんだー( ´艸｀) ）

船長さんは操船、少年は釣りのお勉強、
ライアンはお風呂のグレードアップと、それぞれに過ごす、土曜日の午後。

周囲の海域に注意を払いながら、操舵管を握る船長さん。

でも、いきなり･･･

「ぽっぽー」

何が起こったかと思ったぢゃないかｗｗ

グレードアップして、霧笛鳴らすようにしてないから、口真似で？（＾＾；
なんか、どんどん、キャラが壊れていくような気がするｗ

そして、そろそろ、陽も傾きかけてきた頃･･･

ようやく、目的の港に到着しました。

新しいお隣さんは、これまたビビッドなオレンジの船だな！

船長さんもライアンも、ダイビングできるようになったので、
スポットの近くにある港まで、ハウスボートごと移動してきたのです。

ぐるりとパラダイス本島を回りこんだから、５時間くらいかかっちゃった。

船長さんも、長丁場、お疲れさまでした(*´∇｀*)

「ぽっぽー」

いや、もう、それはええってｗｗ

お隣さんは、ポートの埠頭に小屋まで建ってるんですね～。いいなあ。
物置小屋とかボート小屋とかかな。

「もう着いたのかな？」

うん、到着だよー(*´∇｀*)

無事に、初航行を終えて、新しいポートに接岸した祝杯ってわけでもないですが、
ねぎらいの意味も込めまして、船長さんには、展望デッキで軽く一杯してもらうことに。

少年も呼んでみた。
（まだ未成年だけど、クイックドリンク１杯くらいなら良いだろうということで）

「長い航海だったけど、酔わなかったか？」

「うん。オレ、船酔いとか全然しないし（ごくごく）」

父親譲りで、船乗り特質持ってる少年なのです。
一緒にお酒も飲んで、少しは打ち解けてくれたかな？

入れ替わりでライアン登場。
（お風呂のアップグレードを終えて、再び、トイレ＆シャワー一体型の
改良リベンジしてました。シャワーも浴びて、さっぱりした後の美味しい一杯です。）

少年と船長さんが話してたのを遠くから見ていた様子。

「まあ、こういうのって、時間がかかるもんだからさー」

「そうだな･･･」

まだ、お互いの距離を測りかねている、そんな船長さんと少年ですが。
焦らず、じっくりと、父子関係を築いていかないとね。